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拙いわたしの拙いぶろぐ

駄目人間代表が適当に書いた小咄をまとめて載せたり、大好きな戦国夫婦について語るだけ

創作キャラ紹介

はじめましての方はご一読いただくとよきかな、と思います。

☆ジャンルは主にオリジナルと創作戦国の融合。

☆舞台は1576(天正4)年の日本。安土桃山、織豊時代と呼ばれる頃です。

☆出てくる城や人物は、創作だったり実在する城・人物だったりしますのでご注意。

 

★花(hana)

15歳。

鶴羽城の上女中。
善四郎がやってきた後は、北の方の命令で彼の侍女となる。
京都の呉服商『一屋(にのまえや)』の次女。
あまりに天真爛漫だったので、行儀見習いとして鶴羽城へ。
音曲・茶の湯・歌道など、苦手なことが多い。

好奇心旺盛、猪突猛進タイプのお転婆娘だった少女時代が尾を引き、今でも天真爛漫さが見え隠れしている。

牡羊座、B型、156cm

 

★藍川 晴臣(通称→善四郎)
16歳。
田舎の武家の四男である、若侍。
人質として、はるばる上方の鶴羽城へやってくる。

真面目で温厚な性格、純朴そうな外見の好青年。
思い遣りがあり観察眼も優れているが、一方でマイペースなところもあり、変なところで肝が据わっている。

知識欲が異常に強い故に本の虫。

よく本の匂いに誘われ、やたらと辺鄙なところに迷い込んでいる。それで変な事件に巻き込まれることも多々ある。

O型、天秤座 、172cm

  

★凪(nagi)
16歳。

小早川氏のくの一。
小早川家重臣・乃美宗勝の娘。側室腹。
幼少期は隆景夫婦の元で家族同然に暮らしていた。音哉とはその頃からの仲。
少女時代は五年間、上方の小国で師と暮らしていた。その時期に、町で花と知り合う。

幼い頃から文武両道だった。真面目で努力家。
武家の姫らしく、気高く、気が強いところがある。相当な負けず嫌い。

しっかり者だが、つつくと脆い。溜め込みやすい。

蟹座、A型、153cm

 

★本郷 音哉(otoya)
16歳。
小早川家に代々仕える家系の忍び。
つまり凪の同僚。幼なじみでもある。

飄々として掴みどころのない性格をしている上に、大抵何でもそこそこできる天才肌(器用貧乏ともいう)なので、努力家の凪にはなかなか難しい感情を抱かれている。
でも本当は、隠れた努力の結果。

世渡り上手だが相手が誰であろうと媚びない性格で、いつも一言多い。

へらへらしているがその実達観しており、任務なら冷酷なことをするのも厭わない。
音曲が得意で本人も好き。笛はいつも持ち歩いている。

AB型、射手座、175cm

 

このキャラで現パロとかパラレルとか平気でやりますので、ご注意ください!

ついのべ57

ついのべログ

‪宣言!通信制大学に入ります!

 

可哀想。小さくつぶやいた君に視線を向ければ、君は嫌になるほど真っ直ぐにまだ産まれて間も無い子猫を見ていた。「親というものは案外簡単に子を棄てるのですね」なぜと問う暇も与えず、君は色のない音を発する。その言葉の真意さえはかれない僕と、息を零す君の間で、子猫の鳴き声だけが流れていた。‬

 

‪ぽちゃん、池に落ちたのは椿の花だった。透明な世界に浮かぶ深紅は花としての一生を終え自由になり、どこか安堵しているようにも見える。きっと人も同じだ。「ものは生まれながら役目を持つゆえに生きている間、束の間の休息もないのだ」自由を探し求め生き、死に行くときにやっと自由を知るのだろう。‬

 

「後少しだ、踏ん張れ」幼かった日の、まだ高かった声がして凪は目を覚ました。主の好意で城内に建てられたささやかな屋敷には勿論、大きく育った彼の姿はない。夢の情景、あれはたぶん、幼き日々を懐かしんだ私が映し出したもの。手を伸ばしても届くことは絶対にない場所を羨んだ私を、嘲笑ったのだ。

 

この人は、痛みつけることを嫌う。否、嫌うというよりは恐れる、だろうか。「い、」思わず洩らした私の声に、瞬間目を見開き弾かれたように離れ、零される謝罪。噫、私はそんなこと望んでいないというのに。情けなく顔を歪める腕を引き寄せて、その耳元で私の思うところを教えよう。「もっと酷くして」

 

べらべらと、よくもまあそんなに話が続くものだわ。流石に飽きた私は既に彼の話など聞いていない。「へぇ、それで?」お情け程度の相槌がまさか作り物だなんて思ってもいない彼は、私の笑みに気をよくする。どうせ、しがらみのない此のひと時を終えれば私のことなど忘れて、愛する人の元へ帰るくせに。

 

ほろほろ、止まってくれない涙に貴方は困った顔をした。「泣かないでくれ、お前に泣かれるとどうすれば良いか分からないんだ」そう言って撫でるは私の頭で、噫なんだか悲しくなってくる。せめて貴方の前では物分かりの良い私で居たかったのに、なんて。朧な視界で見上げた貴方はやはり眉を寄せていた。

 

きっと僕のような人間は、一生物語の主人公にはなれないのだと思っていた。だけど、僕の世界に君が現れて、僕の腕を引っ張っておひさまのもとまで連れ出してくれた。「僕に光を当ててくれたのは、君なんだよ」隙だらけで眠る君の頬を撫でる。君はふにゃりと笑ってさ、僕の名前なんて呟いたりしたんだ。

 

何かを隠すような表情を見せる花は、初めて見た。溢れそうなもの全てを押し殺そうとするも、元は素直な性分の彼女にはどうにも難しいようで、押し殺してしまえていない。善四郎は剥き出しの細い首に触れると、花と視線を合わせる。「ねえ、ちゃんと受け止めるから」君の抱えたモノを全て話しておくれ。

 

小さな梅の花が、ひらひらと散ってゆく。初めて出会った日より、ずっと凛々しくなった彼の肩に落ちた白い花弁に目を遣れば、彼は肩を揺らし、花弁は落ちる。何とも言えぬ表情でこちらを見遣る彼の手を、私は掌で包み込む。「大丈夫」そう、大丈夫。だからそんな顔、しないで。さあ。貴方に贈る、最後の言葉。「ありがとう、またね」

 

愛を示せば顔を伏せ、愛を囁けば耳を塞ぐ。そんな風に君は僕の愛から逃げた。禁忌だ何だと言われようと、構わなかった。君が隣で微笑んでくれれば、それで良かった。なのに君は、僕を拒んだ。まるでこの愛を赦せないとでも言うように、君は。「嫌い、嫌い、嫌い」伏せた顔を上げて言い放った声は、目を瞠る程震えていた。透き通った水のような瞳は、波立つ海のように強く揺れていた。

 

頑張ります٩( ᐛ )و

ついのべ56

祖母からネックレスを譲り受けました*ଘ(੭*ˊᵕˋ)੭* ੈ♡‧₊˚

 

お喋りなあなたの唇にそっと人差し指を、それから私はあなたに微笑みかける。お願いがあるの。おまえの願いなら何でも叶えようじゃないか。笑うあなたが可愛くて可哀想で、噫、凡てに嫌気がさしてくる。「目を閉じて」そうして優しいあなたは私の願いをいとも容易く聞き届け、闇夜に葬られるのだろう。

 

哀しいな、あなたの呟きに風が止む。上手くいかないんだ、私を見つめるあなたの切れ目が優しくて、胸の奥がきゅっとする。「綺麗な感情だけをおまえに渡したいのに」おかしなことを言うのね。白い息を吐いた私には、あなたが勝手に思っていることなんてどうでもよくて。「私はあなたの全部がほしいよ」

 

愛しい笑顔が泣きそうに歪んで、どうしようもなく抱きしめたくなる。最後まで言わせてとそれを制して君は最後の台詞を紡ぐのだ。「愛してくれてありがとう」夕焼けに染まる白い部屋、君の着ている水玉模様のパジャマ。涙が溢れそうで上を向いた先に、何も知らなかった日に描いた馬鹿みたいな未来図。

 

ずっと一緒にいたいね。右も左も分からなかった頃君が言った、無邪気な約束。屈託のない笑顔にあの日俺は、君の幸せを守り抜くと決めた、はずで。いなくなっちゃやだ、泣きじゃくる君の顔すらもう遠くてその涙を拭うこともできない。約束守れなくてごめんな。でも俺は、いつまでも君の幸せを願ってる。

 

人生に悔いなし、などといった大それたことはとても言えやしないが、と男は瞬く星を数えながら一人思う。この長いようで短かった一生、やり残した事はない。だが、一つだけ思い残すことがあった。(貴女を一人にするのは心配だ)ベッドを枕にして眠る女の寝顔に目尻に皺を寄せ、男はそっと息を吐いた。

 

その大きな手が優しくわたしのやせ細った手を取る、包み込む、握りしめる。その行動ひとつで貴方がわたしを大事にしてくれていることをひしひしと感じて、噫、その日が恐ろしくなる。優しくてあたたかい貴方へ、微笑みに紛らせて、ひとつだけお願いを言ってもいいですか。(私のことで、悲しまないで)

 

温いようでいて、冷たさも含んでいて、それでもあたたかく優しい場所。ここに巣食う者には、例外なくこの場を去る日がやって来る。その日を越えても共にいようと繋いだ手と口約束は、脆くて弱くて小さくて、時々不安になる。「大丈夫」いつの間にやら無垢な少女から大人の女性になっていた君は、優雅に微笑し僕の頬に手を添えた。「二人なら、何も怖いものなんてないわ」

 

窓辺に佇む彼が、一つ欠伸をする。月は翳っていて、窓の外は暗い。私は足音静かに彼へと近付くと、夢中になっている分厚い本をひょいと取り上げた。「あっ」彼は機嫌を損ねたように、短く声を上げる。「今日はもう、お終い」貴方に放ったらかされていた、私の相手をして頂戴。そう告げて出来るだけ艶めかしく笑ってみせれば、彼は微笑し私の腕を引いた。

 

朝日の下、あなたの後ろ姿をずっと見ていた。先を行くあなたは、振り返ることなく歩を進める。あの懐かしい別れの日とは反対で、私があなたを名残惜しく見送っている。「...あのね」好きだったの。愛していたの。共にいたあの頃も、決別したあの日も、今も。でも、別れを選んだのは私で、あなたは振り返らない。「...きっとこれで、いいのよね」さようなら、愛する人くるりと背を返して歩き出した。

 

色味を失った頬に、指先で触れる。「...冷たい、や」これまでに何度と触れたはずなのに、どうしてだろう、全く違うものに思えてしまう。柔らかくて、滑らかで、いつも桜色に染まっていた、あたたかい頬だった。それが今は、恐ろしい程に真白で、硬みに帯びていて、氷のように冷たい。噫、これが、死んで朽ちてゆくということ。善四郎はその頬に一つ、口付けを落とす。「おやすみ、花」いつまでも君が、花畑で眠っていられますように。

 

大事に使いたいものです(*^^*)

ついのべ55

ついのべログ

またまた色々考え中。。。

 

さようならの刻が近づいていると知ったその時から、ずっと心配だったのは私が去った未来の貴方のことで。私を諦めきれない貴方は目の下に隈を作った酷い顔で、私に微笑う。ねえ、もういいんだよ。そう告げれば貴方は泣きそうに目元を歪めるから、私は貴方をそっと抱きしめて囁くの。(幸せになってね)

 

君を失った春が過ぎ、夏秋冬と終えてもきっと、君を忘れることはできないだろう。最愛を喪う哀しみは想像していたよりもずっと酷で、僕は今も君の記憶ばかりを追ってしまう。(私のことは忘れて下さい)君はそう言って弱々しく微笑んだけど、そんなことできるはずもないと君も、わかっていたんだろう?

 

生温く濡れた頬を、指先で撫でる。「最後に逢えて、幸せだ」最後だからと、一度しか言わないからと零した本音に君は、「ばか」と呟いてまた涙を溢れさせる。噫、その泣き顔は私だけのものだから、どうか他の男の前で泣かないでくれ。「本当に、貴方ってばか」君の瞳が光に反射してゆらゆらと揺らめく。

 

この一生で、私は貴方にどれだけ愛を伝えられたろうか。幾つの愛を紡いだろうか。今となっては数えることすら難しいけれど、窓から見える空は蒼く澄み渡っているから、きっと解らないままでいいのだろう。あと幾ばくかの命、最期までに伝えられるだけ、紡げるだけ、貴方に贈りたいものは。(愛してる)

 

潤む瞳、赤らむ頬、桃の香り漂う唇。向けられたのは他でもない自分で、くらりとした頭を押さえる。「私が君を好きだと知っていて、そんな顔をするのか」此方の尋ねに彼女はにっこりと微笑んで、それから。「とうぜん」その小悪魔な応えも存外悪くないと思ってしまうのだから、きっともう手遅れなのだ。

 

口と口で交わす、それはなんと儚く愚か。言葉を発しようとする唇を人差し指で制止して、ふわりと微笑んでみせた。「約束はいらない」睦み合う恋人同士じゃあないんだから、私と貴方にはそんなもの、一つも必要ないでしょう。貴方は瞬きの一つもせず私を見つめ、そっと口を開く。紡ぐは肯定か、否定か。

 

笑ってくれても構わない。拒んでくれても構わない。だけど、一つだけ懇願することは恐らくおまえを惑わせてしまう。「冗談にはしないでくれ」縋るように呟いた言葉に、おまえはわかりやすく視線を揺らす。笑い話にしようとしていたおまえの緩ませた口元が歪んで、その端からあやふやに俺の名が零れた。

 

いつも肩肘張って生きている貴方だから、私はできるだけ貴方に優しくしたいのです。厳格そうなその姿も素敵だけれど、私が見たい貴方はそういうのではなくて、膝に貴方を誘う。照れからか此方を見てくれない貴方の頭を撫で、頬に接吻を落としたら貴方はきっと真っ赤になった顔を見せてくれるでしょう。

 

涙がさ、止まらない私の頭をぽんぽんと撫でて、お兄さんぶった顔であなたは言うんだ。「泣かないでくれよ、笑ってくれ。最後のお願いだ。な?」にかりとした拍子に見えた八重歯が子どもの頃から変わらなくて、嗚呼、やっぱり泣けてくる。あの何も知らずに手を繋いでいた幼い日に戻れたらいいのに、と。

 

さようならは何か違って、だけどまたねも何処か違う。最後に残すあなたへの言葉を探すけど、口からは息の音しか出てこない。そんな私を見兼ね、寂しくなるなと笑うあなたが本当に寂しそうだから、思わず抱き着いてしまって。広い胸としっかりした腕に抱きとめられた私は囁いた。「また、逢いに行くよ」

 

うん、がんばる。

ついのべ54

ついのべログ

購買欲がふつふつと…

 

去ることを選んだ者は、追わぬが花。昔、誰かがそんなことを言っていたような気もするけれど、と見て見ぬ振りの大人たちの中を走り抜ける。待ちなさいと母の声が聞こえる。だが、生憎私は諦めが悪く、そんなものには構わない。やっと掴まえた君を去らせはしないと囁いた。「きっともう君以上なんて、」

 

狡いです、顔を真っ赤に染め瞳を潤ます君がぼそりと呟いた。「狡い、俺が」こくん、君は頷く。「私ばっかり、余裕がないみたい」おや、どうやらこの無垢な少女は男は格好つけるものだと知らないらしい。さて、どうやって本当のところを知ってもらおうか。悪戯心に君の唇を奪ってさ。「余裕なんてない」

 

あの幼い日、桜吹雪が連れてきたお姫さまは、人前で端正な顔を崩すことを恐れ生きてきたように感じた。それでも己にだけは張り詰めた糸を緩め、色んな表情を見せてくれたのは気の所為ではないだろう。だから泣き顔も、怒り顔さえも愛しい。だけど、最期に選べるのならさ。「おまえの笑った顔が見たい」

 

贈られた言葉たち、楽しげな笑い声も、妖艶な微笑みも、頬に触れた指先も。全部全部、貴方にとってはきっと遊びなのでしょう。だからもう、これ以上期待させないで。「期待させて、困るのは貴方でしょう」背にしがみつき泣いてしまう私は馬鹿だから、期待を膨らませてしまうの。だから、ねえ、お願い。

 

言葉にしなければ伝わらない想いも有るのです。貴方は特に口数が少ないから、私は時折不安になるのです。だからですね、一方的に話す私を貴方は目を丸くして見つめる。「貴方の愛の言葉を教えて」冬だからかしら、無意識に触れた貴方の頬がひんやりと冷たい。そんな中、徐ろに開いた口は答えを紡いだ。

 

触れる、指先と指先が、アツイ。ふっと笑みを零す彼にしてやられた気持ちになって、せめてもの抗いと唇を尖らせる。「なんだよ、不服そうだな」ニヤニヤと見てくる彼が何だか腹立たしいから、鼻をスンと鳴らして言ってやる。「あんたのこと好きになるなんて、思ってなかったから」彼はやっぱり笑った。

 

なんでだよ、と吐き捨てるように零された言葉を悲しいかな、この敏い耳は器用に拾う。思わず逆上しそうになった感情を抑え、顔を歪める彼にあからさまに溜め息をしてみせる。「どうしてって、理由を言ってもいいの」言えばきっと君は困るでしょうに。小さな呟きは幸か不幸か、彼に聞こえはしなかった。

 

「ふたりぼっちで生きてみるか」きっとお互いに縋っていた手を離すのが恐ろしく、身を寄せたまま呟いた言葉は自分でも思うほど馬鹿げていた。「それもいいかもねえ」彼女は呆れることも怒ることもなく、繋いだ手にぎゅっと力を込めて微笑う。噫、その優しさが妙につらくて、鼻の奥がさツンとするんだ。

 

陽だまりのような君の微笑みを、いつも憶う。「君がいなくても生きてはいけるだろうけど、」言葉を止めた僕に君はやっぱり微笑んでいて、嗚呼、無性に抱きしめたくなる。「それでも君がいたほうがずっと、僕は倖せだ」僕の言葉に君が微笑みのまま涙を流して、私もですと囁くから。もう我慢ならないや。

 

零れ落ちる、想いが、気持ちが。「貴方が私だけのものならいいのにって時々考えるんです」こんなことを言っても貴方は困るだけだと知っていて、それでも口にせずにはいられず。伏した目は貴方の瞳を盗み見る。それは穏やかな色をしていて、噫、微笑んでいるのだと気づき、どうにも胸が締め付けられた。

 

いいバイトが見つからないかな~