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拙いわたしの拙いぶろぐ

駄目人間代表が適当に書いた小咄をまとめて載せたり、大好きな戦国夫婦について語るだけ

ついのべログ⑤

よし( •̀ᄇ• ́)ﻭ✧ 「髪を、短く切ろうかと思っています」腰まである長い髪を靡かせたお姫様は、実に淡白に告げた。「髪を」吃驚して尋ね返す、己を攫った海賊に姫は頷く。「はい。潮風はとても心地の良いものですが、海の長旅にこの髪は向きませんもの」顎に…

ついのべログ④

よっこらしょっと(⊃´▿` )⊃ 子どもの頃、憧れていた。優しくてあたたかい、そんな幸せな恋物語を。「そんな恋なら良かった」彼女は独り白壁に背を預けて呟く。見つめる先に浮かぶは三日月で、その細光りは酒を含んでさえいない彼女を酔わせる。独りになったと…

ついのべログ③

まだまだこれから。 蛇口を軽く捻れば、生温い温度のシャワーが勢い良く流れ出た。それを頭から被り、濡れた髪に荒い手付きで触れる。こうでもしなければ、昨夜の泣き声がいつまでも耳について離れなかった。あんたは私の気持ち、これっぽっちもわかってない…

ついのべログ②

続けていくよ〜(/・・)/ ⌒ 親が決めた許嫁、というのを初めて目にしたのは、十四を迎えたばかりの頃であった。当時女学校に通っていた彼女は、めかした両親に格式の高そうな西洋料理店へ連れられた。どうにも着慣れないワンピースドレスとやらは、パキッとした…

ついのべログ①

早速載せていきますよっと(°◇°) 春になり、桜が咲く度に、僕は君を思い煩わずにはいられない。生まれ落ちたこの世界には、愛し、恋焦がれた君が存在することはないと決まっていて。ねえ、君がいないこの世界で、僕は誰に恋をすればいい?君は僕に、君以外に…